カーネギーの【道は開ける】を要約&感想と実体験!新・完訳第1章

第1部の第1章「1日をひと区切り」として生きよ。

本のスタートラインです。カーネギー思想の神髄とも言えると思います。
該当の章を要約して、わたろうの感想、実体験。最後にまとめを書きます。

1章づつゆっくりやっていきますので、ゆっくりお付き合いして頂ければ嬉しいです。

目次

1 「1日をひと区切り」として生きよの要約

カーネギーが提示する悩みを克服するための最も根本的な原則は、「今日という一日だけの区切りで生きる」ということです。

多くの人々が不幸になる原因は、すでに過ぎ去ってしまった「昨日」への後悔や、まだ来ていない「明日」への不安といった、自分ではどうすることもできない時間について悩み続けることにあります。

カーネギーは、高名な医学者ウィリアム・オスラー卿の言葉を引用し、この考え方を(防水隔壁)という船の構造に例えて説明します。巨大な船が、船内をいくつかの区画に分け、浸水が起きても被害が全体に広がらないようにしているのと同じように、私たちの人生も「過去」と「未来」を頑丈な扉で閉ざし、「今日」という区画の中だけで生きるべきだと説きました。

この章の具体的な教え:

  1. 過去と未来を断ち切る: 過ぎたことへの後悔や、未来への漠然とした不安から意識を切り離す。それらは精神的な重荷になるだけで、今日の生産的な活動を妨げます。
  2. 「今日」に集中する: 朝、目を覚ましたら「今日のパンだけで生きよう」と心に決め、その日一日の仕事、楽しみ、課題に全てのエネルギーと情熱を注ぎ込みます。
  3. 一日の終わりまでを考える: 明日の問題を持ち込むのではなく、眠りにつくまでの時間だけを考え、その中で最善を尽くすことを目指します。

この「一日だけの区切り」という習慣を身につけることで、人は精神的なプレッシャーから解放され、心穏やかに、かつ効率的に毎日を過ごすことができるようになります。これが、カーネギーが提唱する「道を開く」ための第一歩となります。

2 「1日をひと区切り」として生きよの感想

過去の後悔や嫌な思い出、辛かった事、許せない事、忘れられない悔しい事。
未来の不安、心配や恐怖。そして今日の目の前の問題への対応。

3つも抱えて生きて行くことは、おんぶに抱っこに、肩車で、3人の子供も抱えて歩くような事だと思います。
どんな強い人でも倒れます。せめて今日の事だけに集中するべきです。1日をひと区切りで生きるのは大賛成です。

未来を心配して計画を立てて行動するから、未来の事は考えなけらばならない。今日だけと言ってられない。
その通りです。ただ、心配と準備は違うのです。明日雨が降るか心配しても意味がない。雨が降っても大丈夫なように準備する。旧約聖書と新約聖書ではworryの訳が異なっていたそうです。

3 「1日をひと区切り」として生きよの実体験

わたろうが中学2年生の時に、サーウィリアム・オスラーと同じように、今日の大切さを忘れないように、
紙に書いて(当時はパソコンがなかった)貼っていたら、妹にナニコレって言われて、剥がした記憶があります。
思春期は、そういうのが恥ずかしいかったのだと思います。今は全然大丈夫です。

31歳の頃、結婚したばかりで、新しく務めた会社で新規事業を任されて、先が見えなくて、毎日不安でした。
その時に、とにかく今日1日だけ精一杯やろうと自分に言い聞かせていたのも鮮明に覚えています。

4 「1日をひと区切り」として生きよのまとめ

1日1日を新しい1日だと感じて、それが唯一、自分が

所有できるモノ。こんな風に日々過ごせたら、どんな人

になれるのかと想像もできません。

わたろうも小さい時から読んでいるのに、、、、

人は、忘れやすく、いいと思うことは継続しにくい

動物だと思うのです。だから、繰り返し見て読んで

大切な人生のシーンの時だけでも、そんな自分に

なれればと思います。

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